過ちから学ぶシナリオ論
一話だけしかプレイしない人がいます。
そういう人は最初から一話にやめる理由を探しています。
一話からよくわからない。
一話で全然盛り上がらない。
一話で惹きつけるものがない。
一話で展開が読めてしまった。
やめよう。
そう判断されたらそこで敗北です。
その先に何があろうとも反撃する機会はもらえません。
「最近おもしろくなってきた」という口コミを聞いて
奇跡的にリトライしてくれる人もいますが
第一印象はなかなか覆りません。
「一話は軽めに」と言われます。
ですが私にすればそれは、絶対にその先をやってもらえる作品のみに許される話です。
有名な作家のシナリオや、数千円はたいて購入したスーパーロボット大戦のように。
全然知らないモノに最初から期待してくれる人はあまりいません。
むしろ、何だこんなものという印象をもってプレイされるでしょう。
一話は言わばその偏見との最初で最後の勝負の舞台です。
後悔するような一話を作らないようにして下さい。
私も次は最初から全力で行きます。
ちなみにですがかく言う私も一話にやめる理由を探すタイプの人間です。