キャラ立ち

 
 キャラが立っている。
 
 これは大事。
 
 
 どっかの誰かが自転車で日本一周したと聞いても、あなたは「フーン」と思うだけだろう。
 
 でも、それが自分の知っている人間…例えば元クラスメイトなら
 「あいつが自転車で市内一周したらしい」と聞いただけでも何かおもしろい。
 
 「昨日道端でこけたのを見た」とか「○○でバイトしてる」とか、
 本当にどうでもいいことさえおもしろく感じる。
 
 キャラが立つってそういうことじゃないかと思う。
 
 その人間の存在を意識させる。深い知り合いの一人にしてもらう。
 そうすると、例えば嫌いな食べ物があるとか泳げないとか自転車に乗れないとか
 どうでもいいことさえおもしろくなる。
 
 当然、シナリオでは日常生活以上のものが展開されるわけだから
 もうおもしろくてたまらなくなる。
 
 
 じゃあどうやってキャラを立てるか。
 
 何か印象深いイベントで一気に立てる。
 実際そういう人間もいるし(学校初日に遅刻とか)それもいいだろう。
 
 でも普通はそうじゃない。
 何度も何度もその人に接し、何度も何度も話を聞いているうちに
 だんだんとわかってくるのが普通。
 
 
 ここからは私のシナリオの話ですが
 現時点では正直どれもいまいちキャラが立っていません。
 でも現時点でも「だいたいこんなやつかも」という推測はできていると思います。
 
 今はそれで十分。
 むしろそれ以上読み取れたとしたらすごすぎです。
 そして今はそうでも今後の会話を読んでいくうちに
 必ず確固たるキャラが見えてくると思います。
 
 
 会話の中でだんだんキャラを読み取ってもらう。
 私のキャラの立て方はそういうやり方です。
 
 単純明快なイベントは作りません。
 事典にも性格のことなど一言も書きません。
 
 まぁゲームの主人公なんだから
 事典に「熱血漢」と書いて「うおおおおーっ!!」と絶叫させるのも有りでしょうが
 少なくとも現実世界をベースにしているシナリオを作っている身としては
 こういう点でもリアリティを出したいなぁということで。
 
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 濃度の低い、時間をただ浪費させるだけの長文を
 ここまで読んでいただきありがとうございました。
 
 ときどき見にきてくれる方、ご苦労様です。
 
 さて…
 
 私のキャラは伝わりましたか?