貯金

 
自分は小学校からお年玉などを貯金し続けており、今では結構な額になっている。
 
その話を後輩にすると、
「例えば10万なんて、働き始めたらそんなに大した額ではないです。
 今と働き始めた後では同じ額でも価値が違います。
 現在価値を考えて、使った方が良いと思います」
と言われた。
 
確かに…今バイトで稼げる時給は小さい頃の大金だった。
逆に言えば、小さい頃に我慢して貯めた大金は、今の小一時間で稼げる金額でしかない。
 
じゃあ、自分はお金の使い方を間違ってきたのだろうか?
 
しかしよくよく考えてみると、後輩のいう「働き始めた後」という話もちょっと穴がある気がする。
たぶん、働き始めて一年目の給料なんて、五年目からするとかなり少ない額だろう。(一般的に)
じゃあ五年目の給料は、十年目と比べてどうなのか。やっぱりそれなのに差があるのではなかろうか。じゃあ…
 
ようするに後輩の理論だと、いつまで経っても貯金生活が始まらない展開になる可能性がある。
 
…まぁそれは極論で、普通の人は子供のころ荒っぽい使い方をしてても
大人になったら賢いお金の使い方をできるようになると思われるが、
それをちょっと早く学んで、しかも実践する鍛練(そのときそのときでできる我慢)を積んできたと思えば
自分のやってきたこと、そして親の教えてくれたことは間違ってなかった気がする。
 
 
でもやっぱり、いろいろ買いたかったなあ。